高校生に思ったこと

「骨盤の前傾ってこんな感じですか?」

最近の子供達は情報収集能力が高い。「骨盤前傾」「腹圧」「トリプルエクステンション」など一昔前だと言っても通じなかった用語も知っている。間違いなくSNSの影響だろう。youtubeやツイッターなどスキルアップのために貪欲に情報収集をしている。非常に素晴らしい!!ただ、一方でないがしろにされている部分があるような気がする。


「感覚」である。


カタチばかりに目がいき感覚がついてきていない印象がある。近年スポーツ分野にバイオメカニクスが取り入れられ様々な効率的な動作(動き)が解明されている。肘の高さや頭の位置、膝の角度などが具体的な数字が出されている。スキルアップには効率的だ。


しかし何か違和感がある。


卒業生でミゲルカブレラやバリーボンズのようなスイングにしたい選手らがいた。毎日動画を見たりインタビューでの発言からヒントを得て、トップの位置やスイングの軌道などを真似していた。体の使い方や何でこんな動きになるのか私にアドバイスを求めたりととにかく貪欲だった。しかし、どうも似てこない。なにより強く振れる感覚がなかった。それでも毎日動画を見て素振りしてフォームチェックしてと繰り返した結果、自分なりにベストなスイングができるようになった。フォームも似てきて強く振れ打球もいい感覚になった。私は今はどんな感覚で振っているのかと聞いた。彼らは、


「トップの位置や骨盤の角度とかカタチは重要だけど意識して作るとダメになります!力が入りやすいように自然に動いた結果が勝手に理想の位置にあるという感覚です!」


カタチと感覚は表裏一体。どちらか1つではない。カタチしか見えてない現代っ子に私はこうアドバイスしている。


「Don't think! Feel.」 〜ブルース・リー〜


誰も知りませんが笑

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