下腿三頭筋(ふくらはぎ)の肉ばなれ

■下腿三頭筋は腓腹筋とヒラメ筋からなり、遠位部で合流しアキレス腱となり踵骨に付着している。


■腓腹筋とヒラメ筋では競技種目によって異なり、ラグビー、バスケット、短距離では腓腹筋、サッカーや長距離ではヒラメ筋が多い


■二関節筋である腓腹筋は速筋線維が多く、主に膝関節と足関節の屈曲に働くことからダッシュの加速減速、ジャンプなどのエキセントリック収縮での受傷が多い.活動性の高い内側頭の筋腱移行部に発症しやすい


■短関節であるヒラメ筋は下肢の安定性や姿勢制御に果たす役割が多く遅筋線維が多いため慢性的な負荷が発症の誘因と考えられている


■腓腹筋損傷の選手は「強い痛み」「誰かに蹴られたような」「pop音」を訴え、競技継続不可能になることが多い


■ヒラメ筋損傷の選手は「張りを感じていたが無理したら痛みが出た」「数日前から少し痛みを感じていた」などの訴えが多い


■腓腹筋とヒラメ筋は機能解剖学的な特徴から、腓腹筋は膝関節伸展位でのストレッチ痛、ヒラメ筋は膝関節90°屈曲位でのストレッチ痛が多い


■単独損傷ではなく併発していることもあるのでMRIでの鑑別は重要

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